安全日は存在しない!? ~婦人科デビューをして学ぶこと~

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安全日は存在しない!? ~婦人科デビューをして学ぶこと~

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 婦人科デビュー :まずは月経(生理)についておさらい

 

まずは月経(生理)について、基本的な情報を知っておきましょう。
 
月経(生理)はおよそ1か月で1回、出血するのはおよそ5日、出血量が多い日は1~2日程度、腹痛などの症状があっても日常生活には影響が出ない程度、というのが一般的です。しかし次のような場合は、何かの病気が隠れていることもあります。

 

■次の月経までが39日以上ある → 希発月経の可能性
■出血量が少なく、1~2日で終わる、茶色いおりものしか出てこない → 過小月経の可能性
■出血量が非常に多く、レバー状の固まりが出たり貧血になる → 過多月経の可能性
■月経周期がその時によってバラバラ → 月経不順の可能性
■月経に伴う腹痛などの症状が辛くて学校を休む → 月経困難症の可能性
■月経前の一週間くらいは身体やココロの不調が続く → 月経前症候群の可能性

 

自分の月経(生理)を他人と比べることは難しいですし、親や友達にも相談しにくいことかもしれませんが、婦人科のパートナードクターならきちんとしたアドバイスがもらえます。相談だけなのになんて遠慮はせずに、是非相談してみて下さい。
 
 

 婦人科デビュー のタイミングは?

 

婦人科デビュー 、つまりパートナードクターを探すタイミングは、月経(生理)が始まって不安を覚えた時、それまでとは違う体調の変化がみられた時でも大丈夫です。
 
調子が悪くなったらすぐに診てもらえる、自分の身体とココロの変化を誰よりも分かっていてくれる、親や友達には言いにくいことも相談できる、状況に応じた的確なアドバイスがもらえるなど、早いうちから婦人科のパートナードクターを見つけておくメリットはたくさんあります。

 

婦人科を受診する時は、恥ずかしがらずにしっかりと自分の状態を伝えましょう。
 
場合によっては性行為の経験があるか、などの質問をされることもありますが、正直に答えましょう。もしかしたら内診には抵抗感があるかもしれませんが、受診理由やドクターによっては、初めての診察では問診だけの場合も少なくありません。
 
内診とは、相談内容や病状によってドクターが必要と判断した時に行われる検査であり、毎回必ず必要な検査ではありませんので、ドクターとよく相談し、納得してから受けましょう。
「この先生になら、何でも相談できる」というドクターに出会えるといいですね。

 
 

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