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糖尿病予防 :血糖値はどうやって知るの?;空腹時血糖値とHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)
自覚症状では発見が難しい糖尿病の指標となる血糖値は、健康診断で知ることができます。ひとつは「空腹時血糖値」。採血から、その時点での血糖値がわかります。正常範囲は70~110mg/dlです。
もう一つが「HbA1c」、ここ1~2か月の血糖値の状態がわかります。正常範囲は6.2未満です。一時的な空腹時血糖値だけでは、直近の血糖値の傾向を見逃してしまうこともあるため、長期的に血糖値の状態が把握できる「HbA1c」から判断することが増えています。
ただし、「やや高め」の状態から、身体への悪影響は始まっていくため、予防という点では次のふたつにも注目し、当てはまる場合は「前段階」として生活習慣を見直してみましょう。
(1)空腹時血糖値では100~110mg/dL、HbA1c5.6~6.1範囲
(2)前回と比べて上昇している
糖尿病予防 :発症・重症化を防ぐポイントは?
<適正体重維持>:20歳の頃と比べて10キロ以上太った人は要注意。若い頃までに戻す必要はなくても、まずは5%の減量を目指しましょう。
<食事内容>:適正体重を維持するために食べ過ぎには注意しましょう。主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事が基本です。
<食べ方>:1日3回、よく噛んで食べましょう。野菜から先に食べると血糖値の上昇が緩やかになり、糖尿病の予防に効果的です。
<適度な運動>:速歩やジョギングなど中程度の強さの運動を、1日に15~60分程度、食後1~2時間以内に、週3~5回するというのがベストです。
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