揺れ動く女心 女性の結婚観 とは?

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揺れ動く女心 女性の結婚観 とは?

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女性の結婚観 について

 
残念なことに「結婚したくないと考えている未婚女性はいないに違いない」という世間の見方は、ずばり当たってもいませんがそれほど外れているわけでもありません。
 
多くの未婚女性、つまりおひとりさまたちは、単に結婚するタイミングを逃したとか、結婚しないつもりはまったくなかったのにいつのまにか独身歴が長くなっていた、という人が圧倒的で、むしろ心のどこかでは結婚に対するあこがれを持ち続けているからです。
 
女性に人気のコラムニスト、ジェーン・スーさんは自らを「未婚のプロ」と称していますが、「結婚しないことで、重大な喜びを知らぬまま生きているような疎外感も、うっすら感じています」と語っています。
 
決して結婚をあきらめたわけではなく、「本気さえ出せば、年貢を納めるように結婚できるはず」と思っているのです。この点は、独身主義の男性たちと大きく違う点かもしれません。
 
 

自分のためにお金と時間を使いたいのは女性も同じ

 
「いつかは結婚したい」と多くのおひとりさまが思っているのは事実ですが、やたらめったら結婚したい、思っているわけでもありません。
 
ちょっと矛盾しているようにも思えますが、おひとりさまが望むのは「今の自分のまま自然でいられる結婚と、結婚への過程」なのです。
 
昨今のおひとりさまは男性同様、自分の仕事を持ち、ヘタをすると男性上にバリバリ稼ぐ人も少なくありません。自分のために仕事をし、自分のためにお金と時間を使うことによろこびを感じているのは男性と同じ。
でも、女性にとって恋愛相手や結婚相手を探すのは男性以上に大きなエネルギーがいりますし、いざ結婚できたとしても、これまた男性以上に生活が大きく変わります。無理なく相手が見つかってすんなり結婚できるならいいけれど、世の中そう簡単ではありません。
 
今の自由や充実感を捨ててまで、相手探しや結婚成就にエネルギーを注いでいいものかどうか…と、ふと迷い、その迷いから抜け切れないまま、日々の自分の人生をがんばっているうちに今日も1日が終わってしまった、という日々の繰り返し。
 
でもそれいいのだと、先に触れたジェーン・スーさんは語ります。「自分の人生を主体的に選択して生きていくことが私にもたらす喜びは、誰かに価値を決めてもらうより、ずっとずっと大きい」と。
 
 

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