保管法や注意すべきことは? アロマオイルの基礎知識

Mocosuku(もこすく)
  • 保管法や注意すべきことは? アロマオイルの基礎知識

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

保管法や注意すべきことは? アロマオイルの基礎知識

公開日時

アロマオイルの基礎知識 : アロマオイルの簡単な楽しみ方

・蒸気を吸入してリラックス
マグカップに熱湯をいれ、アロマオイルを1滴垂らし、立ち上る湯気をゆっくりと吸います。深い呼吸でリラックス効果も高まるでしょう。

 

・芳香器
市販のアロマディフューザーでお部屋に芳香を漂わせて香りを楽しみます。電気を使うタイプは、蒸気やミストなどで香らせるものなど色々あります。また、手軽に楽しめる芳香器のひとつに、スティックアロマディフューザーがあります。市販品もありますが、簡単につくることもできます。小さなガラス瓶に無水エタノールを入れ、精油を数滴垂らし、竹ひごまたは竹串を数本さしておけば完成。玄関などに置いておく、芳香剤としてもおすすめです。

 

・ティッシュを利用
折りたたんだティッシュにアロマオイルを1、2滴垂らして香りを漂わせます。気分転換のひとときや、枕元に置いてリラックスと安眠のために置くのもおすすめです。

 

・ルームスプレー
精油は水に溶けにくいので、アルコールに加えて作ります。50mlの遮光瓶にアロマオイル10滴程度とエタノール5mlを混ぜます。そこへ精製水45mlを加えてできあがり。
(アロマオイルの原液は、家具や布につくと変色させる可能性がありますので注意してください)

 

アロマオイルの基礎知識 : 使用にあたって注意すべきこと

妊娠中には使用を控えるべき精油や、病気との相性が良くない精油もあります。安易に使用せず、信頼できるショップでそれぞれの精油の作用や注意事項を確認したうえ、購入したほうがいいでしょう。
1.お年寄りや既往症のある人は
薄めの濃度からはじめて、様子をみながら使用しましょう。

 

2.妊娠中は敏感な時期です。妊婦さんが香りをかぐこと以外のアロマテラピーを行う場合は特に注意が必要なので、医師の指示にしたがい、自己判断でのホームケアは行わないほうがいいでしょう。

 

3. 3歳以下の乳幼児については、香りをかぐ芳香浴のみでしたら用いることができます。皮膚に直接精油成分が触れる使い方は控えるようにしましょう。ママがアロマバスを楽しみたいときは、最後に精油を加えて一人で楽しむようにするといいですね。芳香器などで部屋での香りを楽しむときも、濃度には注意しましょう。
3歳以上の子どもの場合でも、皮膚に散布するアロマトリートメントなどの精油の濃度は、多くても大人の使用量の半分以下にしましょう。

 

4.原液が皮膚についてしまったときは
すぐに大量の流水で洗い流します。特に原液が目に入らないように注意してください。炎症がみられる場合は医師の診察を受診してください。

 

5.アロマオイルの原液は、家具や布につくと変色させる可能性がありますので注意してください。

 

6.紫外線に注意が必要な精油もあります。
柑橘系の精油のなかには、皮膚に塗布した状態で強い紫外線にあたると、皮膚に炎症を与える成分を含むものがあります。(ベルガモット、グレープフルーツ、レモンなど)屋外へ外出する予定のあるときは、これらの精油のお肌への使用は控えるようにしましょう。

 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【生活】新着記事

掃除・洗濯・料理だけじゃない 「名もなき家事」に注目!!

掃除・洗濯・料理だけじゃない 「名もなき家事」に注目!!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 女性が働きやすくなった社会的背景などもあいまって、共働き世帯が増加している日本。 しかし、家事の負担はいまだに妻に大きく偏っていると指摘...

2019/05/31 18:30掲載

増え続ける「子どものメタボ」  メタボな大人へを防ぐために。

増え続ける「子どものメタボ」 メタボな大人へを防ぐために。

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 1948年から増加傾向にあった子どもの「体重平均値」はこの数年、横ばい状態になっています。 また、肥満傾向児の出現率も2003年からは...

2018/06/19 18:30掲載

落としても3秒以内ならセーフ! 食べ物の「3秒ルール」は正しい?

落としても3秒以内ならセーフ! 食べ物の「3秒ルール」は正しい?

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ 食べ物を落としても3秒以内に拾えば大丈夫、という「3秒ルール」。 どこかで聞いた覚えはあり...

2018/02/10 18:30掲載

正座をすると、どうして足はしびれるの?

正座をすると、どうして足はしびれるの?

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今は生活様式の洋式化が進み、畳の上で過ごす時間は減少しています。 そして、日本伝統の座り方である「正座」をする機会も少なくなっている...

2018/01/14 18:30掲載

冬の衣類や毛布など…  洗濯はどれくらいの頻度でするべき?

冬の衣類や毛布など… 洗濯はどれくらいの頻度でするべき?

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 冬場の洗濯・・・衣服の生地は厚いし、シーツなどの大物は乾きづらいし、おまけに外干しできない日も多い、とっても悩ましいです...

2017/12/10 18:30掲載

『11月22日 = いい夫婦の日』  現代版「いい夫婦」像とは?

『11月22日 = いい夫婦の日』 現代版「いい夫婦」像とは?

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ どんな夫婦が「いい夫婦」なのか、それは時代や文化によっても異なるでしょう。 昔なら模範的夫婦とされた「夫唱婦随」(夫が主張して...

2017/11/21 18:30掲載