セクハラを不当に訴えられたらどうする? ~ 男性のセクハラ冤罪対策 ~

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セクハラを不当に訴えられたらどうする? ~ 男性のセクハラ冤罪対策 ~

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 男性のセクハラ冤罪対策 :セクハラは「男性が悪い」という風潮

 

さて、女性はこのように男性よりも自分が優位かどうかに敏感なわけですが、優位をアピールして目立ってしまうと標的にされやすくなります。
そこで、優位に立つことを避けようとする女性も一部にはいます。
こういう女性は不機嫌ではなく不安のスイッチが入るようです。

 

しかし、「私が上よ!」が大好きな女性も少なからずいます。
このような女性が立場をわきまえる脳の働きを解除したら、もう大変です。
自分が優位に立てる武器があれば何でもかんでも使います。セクハラを武器として乱用するのもこの一つなのです。

 

セクハラを主張することは男性に対しては絶大な武器になります。
 
なぜなら、セクハラは事実か疑いかにかかわらず、一方的に「男性が悪い」とする風潮があります。これ自体は必要なことです。
 
不利な立場にいる女性に有利な立場を利用して性的な搾取をしようとする悪質な男性もこの世にはいるからです。
悪質な男性から女性を守るためには、この風潮は守らなければなりません。
 
 

 男性のセクハラ冤罪対策 には女性を尊重する姿勢が大切

 

しかし、立場が強い女性が悪質でない男性にこれを使うと、まさに「鬼に金棒」状態です。
だって、一方的に男性が悪いことにできてしまうのですから…。
 
悪質でないにもかかわらず「セクハラ」と言われてしまうと、男性はなす術もありません。
騒ぎを大きくされると信用や名誉を失うという社会的な懲罰も受けてしまいます。
泣き寝入りするしかないのです。セクハラの冤罪もありえるのです。

 

悪質でない男性が取れる対策は、日ごろから自分は悪質ではないことを周囲にアピールしておくとよいでしょう。
 
女性を大切にする姿勢、女性を尊重する姿勢、女性をいたわる姿勢を迷いなく示しましょう。
そもそも、男尊女卑が正しいと考える男性が女性の権利を無視したことから、「セクハラ」を主張することが女性の武器として認知されるようになったのです 。
自分にはそんな武器は必要ないことを、みんなにわかってもらっていれば、万が一冤罪をうけても社会的な損失は比較的小さくなるでしょう。

 

万全の対策というには今一つ心細いですが、本当に困ったら法律の専門家に相談してみるのも一つです。
セクハラと思われるような言動は日ごろからしないように注意することはもちろんですが、女性の味方として日々を生きるように心がけてください。
そうすれば、身近な女性たちも喜びますし、あなたも安心して暮らせることでしょう。

 
 
sugiyama_prof

 

<執筆者プロフィール>
杉山 崇
神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授。教育支援センター副所長、心理相談センター所長(15年4月から)。臨床心理士、公益社団法人日本心理学会代議員、キャリアコンサルティング技能士。
公式サイトはこちら⇒ http://www.sugys-lab.com/

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