歯医者さんに教えてもらった「歯ブラシを選ぶポイント」

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歯医者さんに教えてもらった「歯ブラシを選ぶポイント」

公開日時

 

歯ブラシの選び方

 

その1:ライフステージに合わせた歯ブラシを選ぶ

 
まず歯ブラシを選ぶ際は、口や顎の発達状態や年齢に応じた歯ブラシを選びます。
 
成人の方で、コンパクトで磨きやすいと子供用の歯ブラシを使用される方がいますが、たしかにヘッドが小さい子供用歯ブラシは小回りが利く点においてメリットはあります。
 
しかし子供用はブラシの毛が短いため、力加減に気を付けなければ、余計な圧を歯に加えてしまうデメリットもあります。
 
 

その2:ブラシは直線型、硬さは「ふつう」が良い

 
基本的にブラシの部分(刷毛部)は直線型が一番効率よく汚れが落ちます。
 
また歯肉に炎症がなければ歯ブラシの硬さは「ふつう」がベストです。
 
 

その3:成人用歯ブラシはコンパクトなヘッドが磨きやすい

 
成人用の歯ブラシの場合、歯ブラシのヘッド(頭部)は小さめの方が奥歯の細かいところまで磨きやすいでしょう。
 
ヘッドの長さは2㎝以内、幅は6~8mm程度で、毛の長さは1㎝までのものを選びましょう。
 
 

その4:1か月に1度は交換できる価格帯のものを選ぶ

 
歯ブラシの中には価格が高い分、機能性にすぐれたものも多くあります。
 
しかしどんな歯ブラシでも2週間に1度、最低でも1か月に1度は新しいものに交換しないと不衛生です。
 
たとえ良いものであっても、継続して使える価格帯で選ぶこともまた重要なのです。
 
 
いかがでしたでしょうか。
 
歯ブラシは形によってそれぞれにメリットもありますが、基本的にはヘッドがコンパクトで直線型、そしてふうつうの硬さのものが、効果的に汚れが落とせます。
 
まずは自身のライフステージに合った歯ブラシを選ぶようにしましょう。
 
 
<執筆者プロフィール>
影向 美樹(ようこう・みき)
歯科医師。歯科医師免許取得後、横浜と京都の歯科医院にて勤務を経て、現在は医療系ライターとして活動中
 

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