ジェネリック医薬品、どうして安いの?危険なの?

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ジェネリック医薬品、どうして安いの?危険なの?

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ジェネリック医薬品に変更するには?

 
現在、先発医薬品が処方されていても、処方箋の変更不可欄にチェックの入っていない場合は、薬局で薬をもらう際に、薬剤師と相談の上、ジェネリック医薬品への変更が可能です。
 
ただし、先発医薬品の特許期間中であるため該当するジェネリック医薬品がない場合や、処方箋の変更不可欄に医師のチェックが入っている場合は変更できません。
 
また、ジェネリック医薬品の中には、先発医薬品と添加剤が異なる場合があります。
 
ジェネリック医薬品へ変更した場合は、発疹やかゆみなどのアレルギー症状がでないか注意しましょう(ただし、「添加剤によりアレルギー反応を起こす」というリスクは、その人の体質によって、先発医薬品にもジェネリック医薬品にも同じようにあります)。
 
 

ジェネリック医薬品に変更することで、医療費の負担が軽減されることや薬剤によっては先発医薬品よりも大きさや味、においが飲みやすくなる場合もあるなどのメリットがあります。
 
また「一度ジェネリック医薬品に変更したら、先発医薬品に戻せない」ということはありません。
 
元に戻したいと思ったら、主治医や薬剤師に相談くださいね。
 
【参考文献】
・政府広報オンライン『安心して利用してくださいジェネリック医薬品』 政府広報オンライン(http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201309/4.html#anc01)
・厚生労働省『ジェネリック医薬品の疑問に答えます』厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/kouhatu-iyaku/dl/02_120713.pdf)

 
 
<執筆者プロフィール>
大田 あこ(おおた あこ)
薬剤師。某大学病院で調剤業務ならびに病棟薬剤業務に12年従事。現在は育児に奮闘しながら医療系記事の執筆を中心に活動中。
 

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