カサカサ、ムズムズ… 冬の頭皮乾燥にはこんなケアを

Mocosuku(もこすく)
  • カサカサ、ムズムズ… 冬の頭皮乾燥にはこんなケアを

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

カサカサ、ムズムズ… 冬の頭皮乾燥にはこんなケアを

公開日時

頭皮の乾燥:症状

 
頭皮の悩みの症状としては、痒み・フケ・頭皮湿疹・頭皮ニキビ・抜け毛…などですが、頭皮トラブルの原因は、ほとんどが乾燥です。
 
頭皮が乾燥すると、水分を保つ機能と雑菌の過剰繁殖を防ぐ機能が低下してしまいますので、次のようなトラブルがおきます。
 

フケ

 
フケには、脂性フケと乾性フケがあります。
なかでも乾性フケは、乾燥により頭皮の表皮細胞が剥がれ落ちる症状です。
 
 

頭皮湿疹

 
アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、乾皮症皮脂欠乏症湿疹などがあります。
 
 

頭皮ニキビ

 
原因はアクネ菌の繁殖です。
 
頭皮が乾燥すると免疫力が低下して、アクネ菌が異常繁殖してしまいます。
 
頭皮のターンオーバーの乱れから、アクネ菌のエサとなる皮脂が毛穴に溜まって、アクネ菌は増殖します。
 
痛みの強い頭皮ニキビは、このような経緯でできるのです。
 
 

抜け毛

 
血行不良かつ水分不足になると、細胞に栄養が行きわたりませんから、細胞分裂がうまくいかず、抜け毛が増えます。
 
 

頭皮の乾燥:予防

 

保湿

 
肌に限らず、頭皮も加齢により潤いが減ってゆきます。
頭皮も年齢とともに乾燥しやすくなるのです。
 
ですから、現在の自分にあった美容液で保湿する必要があります。
洗髪も同様に、現在の自分にあったシャンプーを使用しましょう。
 
 

紫外線防止

 
紫外線は毛髪にも頭皮にもダメージを与え、乾燥状態になります。
外出するときは帽子を被るなどして、紫外線防止対策をしましょう。
 

食べもの

 
規則正しくバランスのよい食事をとるのはもちろんのこと、頭皮にいい食べ物を意識して取り入れてみてはいかがでしょう。
 
おすすめはビタミンB6で、多く含む食材は、マグロ・レバー(牛、豚、鳥)・納豆・生ハム・アボカドなどです。
ニンニク、ゴマ、豆乳などもよいでしょう。
 
 

ストレス発散

 
日常生活にストレスはつきものですが、ストレスを感じたときに、自分なりに発散する方法を確立していることも大事です。
睡眠時間も十分にとって、血液循環の妨げとならないようにしたいものです。
 
 
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
 
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【スキンケア】新着記事

頭皮がたるむと顔もたるむ?  頭皮の老化と顔のカンケイ

頭皮がたるむと顔もたるむ? 頭皮の老化と顔のカンケイ

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 『フェイスラインがぼやけてきた』『ほうれい線のハの字型が目立ってきた』『口角が下がってきた』… いずれも顔のたるみを痛感する憂鬱な現象...

2019/07/19 18:30掲載

原因は汗づまり? 水虫と間違えやすい「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」とは

原因は汗づまり? 水虫と間違えやすい「汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)」とは

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ ジメジメしたこの季節、不快な症状のひとつ「かゆみ」が気になるという人は多いと思います。 そんな「かゆみ」の症状のなかに、水虫と似ている...

2019/06/25 18:30掲載

すこやかな美肌をキープする秘訣は… お肌の季節別ケア♪

すこやかな美肌をキープする秘訣は… お肌の季節別ケア♪

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 季節に左右されない健康な肌を保つためには、基本のお手入れはもちろん、その季節に合ったスキンケアを取り入れることも大切です。 それぞれの...

2019/04/26 18:30掲載

「22時~深夜2時はお肌のゴールデンタイム」の信憑性

「22時~深夜2時はお肌のゴールデンタイム」の信憑性

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 睡眠中の午後10時~午前2時は「お肌のゴールデンタイム」…という話を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。 ...

2019/02/08 18:30掲載

洗いすぎると体臭キツイ!? 臭いを予防するカラダの洗い方

洗いすぎると体臭キツイ!? 臭いを予防するカラダの洗い方

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 毎日のように洗浄剤を使い、タオルやスポンジなどでゴシゴシ身体を洗っていませんか? 清潔そのものに思えるその習慣…実は逆に皮膚の悪玉菌を...

2019/01/06 18:30掲載

スキンケアをしないという選択。 お肌の「断食」はアリ?

スキンケアをしないという選択。 お肌の「断食」はアリ?

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 「肌断食」という言葉を聞いたことがありますか? お肌によいのであれば一度試してみたい…と思われる方もいるのではないでしょうか。...

2018/12/25 18:30掲載