「肥満」は万病のもと。 年齢で変わる脂肪のつきかたに注意!

Mocosuku(もこすく)
  • 「肥満」は万病のもと。 年齢で変わる脂肪のつきかたに注意!

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

「肥満」は万病のもと。 年齢で変わる脂肪のつきかたに注意!

公開日時

見た目に分からない「かくれ肥満」

 
肥満の基準はBMI(体格指数)で決められていて、次の計算式で算出します。
 
<BMI=体重(kg)÷ [身長(m)×身長(m)](標準値は18.5以上25未満)>
 
日本ではBMI25以上の人を肥満としています。
 
しかし最近では、BMIが標準以下で、見た目は太っていないにもかかわらず、体内の脂肪が多く肥満と判断される人もいます。
 
一般的に内臓脂肪型肥満の人はお腹がぽっこり出ているのですが、内臓周りに脂肪が多く溜まっている人がいるのです。
 
外見だけでは分かりづらいこのタイプは、「かくれ肥満」と呼ばれています。
 
BMIが標準以下でも、体脂肪率が男性で25%以上女性で30%以上の場合は「かくれ肥満」に該当します。
 
 

脂肪は増えすぎることが問題

 
最近では男女ともに体型を気にする人が増えています。
 
そのため「脂肪=悪い」というイメージが強いかもしれません。
 
しかしながら、私たちは脂肪なしでは生きていけません。
 
なぜなら、脂肪は体内で次のような大切な役割を果たしているからです。
 

エネルギーを蓄える

内臓を正しい場所に保持する

体温調整をする

生活習慣病を予防する物質を分泌する

細胞を包む膜や、男性ホルモン・女性ホルモンなどの原料となる

 
脂肪が不足すると、こうした役割が果たせなくなります。
 
つまり、ある程度の脂肪は必要なのです。
 
問題は、脂肪が増え過ぎてしまうことにあります。
 
とくに、内臓脂肪が溜まると身体に悪い物質が分泌されるようになり、さまざまな病気を引き起こします。
 
 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【健康(その他)】新着記事

かかりつけ薬局とは違う『健康サポート薬局』 知らなきゃもったいない!!

かかりつけ薬局とは違う『健康サポート薬局』 知らなきゃもったいない!!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 近年、薬や薬局にまつわる制度が大きく変化しています。 2016年4月からスタートした「かかりつけ薬剤師制度」では、“患者のための薬局”...

2019/07/26 18:30掲載

『苦くてまずい』はもう古い?実は栄養満点の気になる野菜『ケール』とは

『苦くてまずい』はもう古い?実は栄養満点の気になる野菜『ケール』とは

執筆:磯野 梨江(管理栄養士) 医療監修:株式会社とらうべ ケールと聞いて青汁を連想される方も多いのではないでしょうか? なんとなく苦くて不味いイメージが強いですが、ケールには現代人に不足しがちな栄...

2019/07/23 18:30掲載

フルーツはいつ食べる? 『朝は金、昼は銀、夜は銅』ってどういうこと?

フルーツはいつ食べる? 『朝は金、昼は銀、夜は銅』ってどういうこと?

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ フルーツは健康や美容によい栄養素を摂取できる食品として、私たちの食生活に浸透しています。 ...

2019/07/12 18:30掲載

お口の中の細菌は万病のもと 『口腔内フローラ』の重要性を説く!

お口の中の細菌は万病のもと 『口腔内フローラ』の重要性を説く!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 腸内細菌が形成する「腸内フローラ」はすでによく知られるようになりましたが、お口の中の「口腔内フローラ」についてはいかがでしょうか? 「...

2019/07/02 18:30掲載

ワインのちびちび飲みは要注意!「酸」で歯が溶ける『酸蝕歯』

ワインのちびちび飲みは要注意!「酸」で歯が溶ける『酸蝕歯』

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ 歯の病気といえば虫歯があまりにも有名ですが、『酸蝕歯(さんしょくし)』という病気をご存知でしょう...

2019/06/28 18:30掲載

憂うつな梅雨は、 ココロとカラダをほぐして前向きに!

憂うつな梅雨は、 ココロとカラダをほぐして前向きに!

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 雨や曇の日が続いて洗濯物が乾かない、湿気が多くてヘアスタイルが決まらない、なんとなく気分もすっきりしない…そんな梅雨の季節。 ...

2019/06/11 18:30掲載