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酸蝕歯を予防する5つの対策
日常でできる酸蝕歯への対策をご紹介しましょう。
(1) 毎食後に歯を磨く
口腔ケアの基本です。
ただし、食べた直後はエナメル質が柔らかい脱灰状態になっている可能性もあります。
再石灰化の目安は食後30分程なので、歯を磨くのは食事の30分くらい後が推奨されています。
(2) 飲み物も時間を決める
とくに酸性が強い飲み物は食事時間に飲むようにしましょう。
こまめな水分補給には、pH5.5以上のミネラルウォーター、お茶類、牛乳、豆乳などがおすすめです。
また、夏場のスポーツやレジャー、暑い環境における労働などでスポーツドリンクをこまめに摂取する場合は、半分に薄めて飲用するとよいでしょう。
(3) よく噛んで食べる
唾液の分泌を促すためには、よく噛んで食べることを心がけてください。
食後にガムを噛むのもおすすめです。
最近では虫歯になりにくいキシリトールが含まれるガムも多く出回っていますので、お口の健康習慣として効果が期待できます。
(4) 規則正しい生活習慣を心がける
「規則正しい生活リズムでバランスのよい食事を摂る」「適度に身体を動かしてリフレッシュする」「十分に睡眠をとる」こうした基本的な生活習慣は歯の健康にも大切です。
(5) 定期的にチェックする
虫歯も痛みもないからもう何年も歯医者に行っていない…そういう方が多いのではないでしょうか。
酸蝕歯をはじめ、虫歯や歯周病はじわじわと進行しますので、歯の定期検診が効果的です。
専門的なケアやブラッシングの指導などが受けられ、何か異常が見つかれば早期治療にもつながります。
食べること・話すことは生きる上で欠かせません。
長く健康を保つために、今できるお口によい習慣を取り入れていきましょう。
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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