Mocosuku(もこすく)
  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を毎日配信

脳に関わる様々な話題をご紹介

若者の脳梗塞 に注意が必要です。サッカー元日本代表の木村和司さんが脳梗塞で入院していたことがわかりました。幸い、比較的状況は軽く、本人はまだ現場復帰する強い意志を持ってリハビリに励んでいます。
かつて代表監督をつとめたオシムさんも脳梗塞で倒れるなど、脳梗塞は高齢者の病気、というイメージがありますが、実は若年での発症患者数が今、ますます増えてきている危険な病気なのです。

脳梗塞ってどんな病気?

脳梗塞は脳の血管がつまって起きる病気。高齢者に多い病気と思われがちですが、現代では若くして発症するケースが増えてきています。記憶に新しいところでは、2002年にミスター・チルドレンのボーカル桜井和寿さんが32歳で、昨年にはアナウンサーの大橋未渉さんが34歳という若さで発症しています。
その原因はさまざまですが、脂質異常症や糖尿病など、生活習慣病が原因になることが少なくありません。また、それらが原因で発症する一般的な脳梗塞とは別に、50歳以下で、首や脳に強い衝撃を受けたり、血管や血液に先天的な疾患があったりすることで起こる「若年性脳梗塞」というものもあります。

発症のサイン(前兆)とは?

一般的な脳梗塞では、多くの場合において発症の前兆が見られます。もちろん個人差はありますが、脳梗塞と診断されたあとで「そういえばあのとき、なにかおかしいと思った」ということがよく聞かれます。たとえば、歌手の西城秀樹さんは、48歳で最初に発症したとき、「鏡に映った自分の顔が歪んでみえた」、前述の桜井さんの場合は、「携帯電話の操作がしづらくなった」といいます。また、大橋アナウンサーは、夜、顔を洗っているときに左手が動かなくなり、その場に倒れこんだそうです。
代表的な症状として挙げられるのは、目がかすむ、ものが二重に見える、顔や手足の片側がしびれる、足がふらつく、転びやすくなる、ろれつが回らない、一時的に言葉が出なくなる、相手の言うことが理解できない、といった症状。若年性脳梗塞では、これらの一般的な脳梗塞の前兆に加え、頭や首に痛みを感じることが多いといわれています。

若者の脳梗塞 :発作が一時的でも病院へ!

発作によっては少し時間が経てば症状がおさまることがあるため、おかしいなと思っても病院へ行かないという人がみられます。しかし、こういった一過性の発作を放置しておくと、本格的な発症につながる確率が高まります。脳梗塞は発見が遅れると、重い後遺症が残ったり、最悪のケースでは死にいたったりすることもある病気ですが、前兆に気づいた段階で対処すれば、大事にいたらないようにすることが可能。大橋アナウンサーのように、倒れてもすぐさま病院へ搬送されたことで後遺症が残らなかったケースも多々あります。
自身だけでなく、一緒にいる家族や友人が、いつもと何か違う、おかしいなと思ったら、すぐに病院に行くことを心がけてください。

【脳】

「自分が自分である」感覚を喪失する…?「離人症」とは

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 「自分が自分から離れてしまう感じがする」という症状が離人症です。 心が肉体から離れて、遠くから自分を観察している感覚や、自分が自...

2017/11/13 18:30掲載

右脳型?左脳型? でもそれには科学的な根拠はない!?

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ ヒトの大脳は、中央部にある「大脳縦列」という「シワ」を境目に、右側と左側の大脳半球に分かれています。 自分にとって右側を「右半球...

2017/10/27 18:30掲載

これ本当?「人間の脳は10%しか使われていない」

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 私たちの脳は、「生命活動を支える」、「気持ちのコントロールをする」、「誰かとコミュニケーションをとる」など、日常生活に欠かせない役割を担...

2017/10/12 18:30掲載

生活が一変することもある「脳梗塞」 予防はできる?

執筆:藤尾 薫子(保健師、看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 脳梗塞と聞くと、自分とは縁遠い病気だと感じる人も多いかと思います。 しかし、高血圧症や脂質異常症・糖尿病の病気を患っている人には起こりや...

2017/06/25 18:30掲載

スポンサーリンク

健康と病気

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...