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女性特約 : 透けて見える生命保険会社の狙い
「女性向けプラン」や「 女性特約 」からは、保険会社の戦略が透けて見えます。保険に関し女性を対象に行った市場調査では「性別でプランが分かれている方が良い」や「女性向けの商品に魅力を感じる」と答えた方が9割近くに上っています。
また「女性向けのサービスが好き」と、約9割の方が答えているようです。こうしたことから考えると、「女性向けプラン」や「 女性特約 」があり、男性向けがないのは「女性の皆さまをお守りしたい」という生命保険会社の姿勢も否定はしませんが、どちらかといえば、生命保険会社の「営業戦略」、つまり「売りやすさ」のためにあるのだと言っても良いでしょう。
女性特約 : プロのリアルな経験から言える、本当のこと
確かに、ファイナンシャルプランナーとしての私の経験上、「男女共用(?)」の医療保険のパンフレットよりも、「女性向け」の医療保険のパンフレットの方が、女性のお客様のウケが格段に良いのです。ここまで、ご覧になった女性の読者様の中には…「なあんだ、私は生命保険会社に乗せられちゃったのね」と呟いていらっしゃる方もいるかも知れませんね。
でも、私は必ずしも「乗せられちゃった」とは言い切れないとも思います。医療保険は「やっぱり女性の方がトクなのね」という面もありますし、また女性ゆえに気に掛けた方が良い点もあります。このあたりについては、次回以降で説明をしていきたいと思います。
<執筆者プロフィール>
おおいずみ みのる
明星大学を卒業後、公務員、タクシー会社事故処理係、社会保険庁ねんきん電話相談員などを経て現在に至る。株式会社fpANSWER代表取締役、大泉稔1級FP技能士事務所主宰。CFP(R)認定者、1級FP技能士、生命保険大学課程、1種証券外務員
http://cfpm.biz/ http://fp-answer.com/
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