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サイレントベビーの予防 :情緒を育てる育児
生活面で便利になった昨今、身体を大きくすることだけをとってみると、育児はそんなに難しいことではありません。ミルクもいろいろありますし、哺乳瓶も各種揃っています。しかし、赤ちゃんの情緒を育てることなくして、育児とはいえないでしょう。
わが子に対する気持ちがわいてこない、あまりかわいいと思えない、などというお母さんがいたら、しっかり自分の赤ちゃんをみて、今どんな気持ちなのかを分かろうとしてください、そしてしっかり話しかけてください。
赤ちゃんに話しかける時は、「マザーリース」と言って、少し高い声でゆっくり、顔をみて話しかけることです。赤ちゃんが今どんな状態なのかはすぐにはわからないかもしれませんが、だんだん理解できるようになってきて、同時に、育児の面白さもでてきます。
サイレントベビーの予防 :人に対する信頼感や安心感を持たせるには
思春期になってしまったら教えられないことが多々あります。その中で一番重要なのは、子どもに、人に対する信頼感や安心感、暖かさなどの実感を持たせることです。
親、とくに母親との関わりが、基本的信頼感を身につける基本となりますので、お母さんには赤ちゃんとのコミュニケーションを通して、きちんと確立させようとすることが大切です。
サイレントベビーの問題性は、そうしたコミュニケーションの機会を持たないことだと言えます。母親から愛情をたっぷりもらっていれば、さらにその次のステージの集団生活に入っていくこともスムーズにでき、周囲の人との関わりも自然に広がっていきます。
●執筆者プロフィール:南部洋子(なんぶようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師 株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
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