知っておきたい 感電やけど の正しい対応法って?

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知っておきたい 感電やけど の正しい対応法って?

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静岡県西伊豆町で、電気柵付近の7人が感電し、2人が死亡するという事故が起こりました。また、川遊びをしていた男の子が左手に大やけどを負い、指を断裂する重傷を負っていたことも明らかになっています。
家庭でも起こりうる感電事故。今回起こった事件のように濡れている状況では、皮膚の電気抵抗が大きく下がるため、危険性がより高くなり、生命を失いかねません。
感電事故はどのように予防すればいいのか、また、万が一感電事故が起こった場合には、どのような対応をする必要があるのでしょうか。

 

水中で100Vに接した場合のリスク

今回、西伊豆町で起こった事件は、電気柵の電源が近くにある農機具小屋の家庭用コンセント(電圧100V)だったことが明らかになっています。
感電とは、漏電している電気器具などに触れた時、電気が本来の道筋ではなく、より電気を通しやすい人の体を通って大地に流れていくことです。
そもそも人が感知できる最小の電流は1mA(ミリアンペア)程度と言われ、弱い時は軽いしびれなどで済みますが、10mAになると耐えられないほど、50mAになると短時間でも生命に相当の危険を与えます。とくに、電流が心臓を通ると危険性が特に高まりますし、通電時間が長いほど影響は大きくなります。
体の約60%が水分である人体は電流を通しやすく、水中では皮膚が濡れていて電気抵抗が下がるため、100Vの電源に触れた場合、流れる電流はかなり高いものとなるでしょう。
また、いったん体に電流が流れると、筋肉が収縮して動かなくなり、さらに長時間電流が流れてしまいます。長時間になるほど心臓の動きも乱れてしまうため、水中では陸上での感電に比べて、弱い電流でも死に至る可能性が高くなると言えます。

 

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