お腹いっぱい食べる人は要注意! 糖尿病の予防 のための3つのポイントとは

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お腹いっぱい食べる人は要注意! 糖尿病の予防 のための3つのポイントとは

公開日時

 糖尿病の予防 :糖尿病になりやすい人の食生活チェックリスト

 

糖尿病になりやすい人は次のような食生活を送っている傾向があります。

 

□揚げ物や脂肉などの油っぽい料理をよく食べる
□野菜や海藻はあまり食べない
□お菓子やジュースなどの砂糖飲料をよく飲む
□味の濃いものをよく食べる
□煙草を吸う
□お酒を摂取する量が多い
□食事はいつもお腹いっぱい食べる
□運動不足を自覚している
□体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=25以上の数値である

 

当てはまる数が多いほど、糖尿病になるリスクが高まります。それではたくさん当てはまる人はどのような食生活に改善すればいいのでしょうか?

 

3つのポイントで 糖尿病の予防

 

糖尿病を予防するには次の3つを意識しましょう。

 

1:食事をするときは腹8分目

毎食お腹がいっぱいになるまで食べると、エネルギーを過剰に摂取するため、肥満になりやすくなります。適正な体重を保てるよう、「ちょっと足りないかな…」と感じるくらいで食事を終えることにしましょう。「腹8分目」を心がけてくださいね。

 

2:バランスのよい食事をとる

また、カロリーだけを気にして炭水化物を抜きにしたり油を減らしたりする人もいるでしょう。偏った食生活は糖尿病の予防にはなりません。野菜や海藻、きのこなどの食物繊維が豊富なものは消化吸収をゆっくりする効果があり、空腹感を抑える働きがあります。ご飯やお肉などの主食と合わせてバランスよく摂るようにしましょう。

3:決まった時間に食事をとる

ダイエットで食事を抜きにしたり、まとめて食べたりするのは控えましょう。1日3食を均等に、決まった時間にとるように心がけてください。規則的な食事習慣は、食後の血糖値の変動を少なくするため、血糖値を安定させることができます。

総合してみると、バランスのとれた食事を決まった時間に腹8分目程度の量をとるようにすれば、糖尿病を予防することができます。また、運動不足を自覚している人は、エスカレーターではなく階段を使う、こまめに部屋を掃除して身体を動かすなど、無理せずに続けられることから始めるようにしましょう。

 

一度発症したら完全に治ることは、ありませんが、血糖値などを正常レベルに保つことができる病気です。食事療法、運動療法、場合によっては薬でコントロールしていきましょう。
糖尿尿の主治医は、あなた自身です。身体は変化していきますので、医師と相談のうえ治療計画を立て、それを実行します。自分の体と糖尿病の正しい知識を身につけて、しっかり管理していきましょう。

 
 

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