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くも膜下出血の症状や治療法は?
約30~50%の人が死亡するといわれるこの病気、いったん破裂してしまうと、かなり重篤な状態に陥ります。また、一度破裂した動脈瘤が再び出血して死に至るケースでは重い後遺症が残る可能性も高いと考えられています。
再出血は発症から1日以内にピークを迎え、2週間以内に約20%が再出血するという統計もあります。
また、くも膜下出血後に血管が縮んで細くなる脳血管攣縮(のうけっかんれんしゅく)という問題や、脳血管攣縮の程度が重くて脳梗塞になったり、非常に攣縮強くて脳死に至ったりする危険性もあります。さらに、怪我や病気で脳に損傷を受け、くも膜下出血を発症し、高次脳機能障害に至る場合もあります。
治療法としては、手術で開頭をし、破裂した脳動脈瘤の頚部に金属のクリップをかけ再破裂を予防するのがまず必要な処置となります。
また、手術後には血管攣縮を防ぐための処置や薬剤の使用も行います。
くも膜下出血やくも膜下出血の再発についてはくも膜下出血の再発 を防ぐにはどうすればいい? をご覧ください。
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