1回使ったら捨てなきゃダメ? 今さら聞けない「正しいマスクの使い方」

Mocosuku(もこすく)
  • 1回使ったら捨てなきゃダメ? 今さら聞けない「正しいマスクの使い方」

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

1回使ったら捨てなきゃダメ? 今さら聞けない「正しいマスクの使い方」

公開日時

自分に合ったマスクのサイズの選び方

 
せっかくマスクを使用していても、サイズが合わずぶかぶかだったり鼻や口が見えてしまったりしていては意味がありません。
 
自分に合ったマスクのサイズを着用することが大切です。耳から鼻までの直線距離を測ることで、自分に合ったマスクのサイズを知ることができます。
 
親指と人差し指でL字型をつくり、親指の先を耳の付け根の高い位置にあて、人差し指の先を鼻の付け根から1センチ下のところにあてて耳から鼻までの距離を測りましょう。

 

・10センチ未満…子ども用マスク
・11~12.5センチ…レディース用マスク
・12~14センチ…レディース用ではない一般的なサイズのマスク
・14.5センチ以上…大き目のマスク

 

 

正しいマスクの使い方

 
マスクの形状を決め、自分に合ったサイズのマスクを見つけることができたらマスクを正しく使用しましょう。注意点は次の3つです。

 


着用、着用後には手洗いをする


マスクを着用する前と着用し終えた後は必ず手洗いをしましょう。ウイルスの感染や花粉を防ぐためには、使用前・使用後のマスクのフィルターに触れず清潔に扱う必要があります。
 
手を洗うタイミングがない場合はハンドジェルを用意しておくと便利です。

 


マスクを外すときは表面に触れない


マスクを使用すると、マスクの表面にはウイルスが付着している状態です。マスクをはずすときは片耳ずつゴム紐をはずし、表面に触れないようにして捨てます。

 


使用回数は1回


ガーゼマスクは使用後に洗えば再度使用することは可能です。
 
しかし、不織布製マスクは使い捨て式になっています。1度でも使用したマスクは、ウイルスや花粉に汚染されている可能性があります。
 
「もったいないから…」と何度も使用していては、逆にウイルスを取り込むことになります。風邪を引いている人と接した後はすぐに取り替えるようにしましょう。
 
 
いかがでしたでしょうか。
 
自分に合ったマスクを正しく使用し、風邪やインフルエンザをしっかりと防ぎたいですね。
 

【参考】
一般社団法人日本衛生材料工業連合会(http://www.jhpia.or.jp/product/mask/)
 
 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【感染症】新着記事

お腹のカビ「カンジダ」  腸内で増えすぎると恐ろしい症状が?

お腹のカビ「カンジダ」 腸内で増えすぎると恐ろしい症状が?

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 腸の中には多くの細菌がいます。 実は、細菌のほかに、いわゆる「カビ」もいることを皆さんご存知ですか? その代表が「カンジダ」とい...

2018/10/21 18:30掲載

野山の散策には要注意! マダニを媒介して感染する「ライム病」

野山の散策には要注意! マダニを媒介して感染する「ライム病」

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ アメリカのコネチカット州ライムで初めて流行したので「ライム病」と名づけられたこの病気は、マダニが伝搬する感染症です。 カナダ人ロック歌...

2018/09/14 18:30掲載

感染症対策の「アルコール消毒」 その有効性と注意すること

感染症対策の「アルコール消毒」 その有効性と注意すること

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ インフルエンザやノロウィルスなどの感染症対策として、アルコール消毒が奨励されています。 昨今はオフィスやトイレ、公共・商業施設の受付な...

2018/04/04 18:30掲載

動物からヒトに感染する「動物由来感染症」 過度な接触に注意を

動物からヒトに感染する「動物由来感染症」 過度な接触に注意を

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 福岡県に住む60代女性がネコから感染したとみられる「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」により死亡していたと、先ごろ厚生労働省が発表しま...

2018/03/13 18:30掲載

大人もこどもも、長引く咳には要注意。 「百日ぜき」の可能性も

大人もこどもも、長引く咳には要注意。 「百日ぜき」の可能性も

執筆:青井 梨花(助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 小さいお子さんや赤ちゃんに多く発症する「百日ぜき」は近年、大人の患者も増えています。 大人の百日ぜきは症状が軽く、風邪と間違って放置す...

2018/01/23 18:30掲載

女性にうつることも?「インキンタムシ」とはどういう病気?

女性にうつることも?「インキンタムシ」とはどういう病気?

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「インキンタムシ」という病名を聞いたことがありますか? 昔の病気のように思っている方もいるかもしれませんが、今もある皮...

2017/11/17 18:30掲載