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何のために謝罪をさせるのかという観点に立ち返る必要がある
以上のとおり、謝罪の要求は、謝罪者が同じミスや過ちを繰り返さないようにとの指導上の目的に基づくものでなければならず、謝罪を求めている者の不満の解消、見せしめ、報復といった目的のために行われるものであってはなりません。
また、謝罪という行為が、本来は不可侵であるはずの個人の内心に関するものであり、さらには、必然的にストレスを蓄積させる行為である以上、謝罪を求める場合は、謝罪者の内心に対する十分な配慮が必要といえるでしょう。
執筆:石井林太郎(弁護士)
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