【数値で見る自転車事故】事故の15.9%は15歳以下が当事者という事実

Mocosuku(もこすく)
  • 【数値で見る自転車事故】事故の15.9%は15歳以下が当事者という事実

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

【数値で見る自転車事故】事故の15.9%は15歳以下が当事者という事実

公開日時

 
警視庁が公表しているデータによれば、2014年中に起きた交通事故のうち、自転車が関わっている事故は11万2134件(全国合計)でした。
この数を「年齢層別」に見ると、「15歳以下」は1万7805件で、15.9%を占めます。
 
これは、事故を起こした側(第一当事者)と事故に遭った側(第二当事者)を合計した数値です。
年間でこれだけの数の子供が、自転車で事故を起こしている、あるいは巻き込まれていることになります。
 
この年代の子供を持つ親御さんとしては、わが子が事故に関わることだけは避けたいと思っていることでしょう。
 
 

子供が起こした事故にも厳しい処罰が下る

 
事故によるケガなどの被害も心配ですが、一方で、近年は自転車事故の加害者への厳罰化が進んでおり、そうした事態への不安も高まっています。
 
例えば、2013年7月4日に神戸地方裁判所が出した判決では、自転車事故の加害者に対し、約9500万円の賠償金の支払を命じ、当時大きな話題となりました。
 
この事故では、当時小学5年生(11歳)の子供が乗った自転車が、62歳の歩行者の女性をはねた結果、女性は意識不明の重体となり、重い後遺症が残ることになりました。
当然ながら小学生にそのような支払能力はないため、実際にはその親が賠償することになります。
 
 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【au損保】新着記事

子どもの送り迎えで脚が太くなる?!美脚をつくる自転車の乗り方のコツ

子どもの送り迎えで脚が太くなる?!美脚をつくる自転車の乗り方のコツ

便利な乗り物として、幅広い世代に愛されている自転車。サイクリングの趣味や運動目的で使用している人も多いでしょう。特に、子育て世代にとっては子どもの送り迎えにも必須アイテムです。 一方で「ママチャリは便利だけ...

2016/02/19 17:00掲載

4月は、いじめ注意月間?! 子どもがいじめにあわないために、親としてできることとは?

4月は、いじめ注意月間?! 子どもがいじめにあわないために、親としてできることとは?

朝、学校に行ったら机の引き出しがゴミでいっぱいだった…。 いきなり後ろからケリを入れられて顔面から床に倒れて鼻血が止まらない…。 反感を持つ同級生が周囲を扇動して取り囲まれて土下座を強要される…。 これらは...

2016/02/19 17:00掲載

親子で共通認識できてる? 自転車運転でやって良いこと・悪いこと

親子で共通認識できてる? 自転車運転でやって良いこと・悪いこと

自転車は、運転免許が不要で誰でも乗ることができ、そして車検や自賠責保険の加入義務もない、非常に手軽な乗り物です。 就学前の子供からお年寄りまで、幅広い年代の人々が利用しています。 普段、あまり意識することはな...

2016/02/19 17:00掲載

【数値で見る自転車事故】事故の15.9%は15歳以下が当事者という事実

【数値で見る自転車事故】事故の15.9%は15歳以下が当事者という事実

警視庁が公表しているデータによれば、2014年中に起きた交通事故のうち、自転車が関わっている事故は11万2134件(全国合計)でした。 この数を「年齢層別」に見ると、「15歳以下」は1万7805件で、15.9%を占...

2016/02/19 17:00掲載

運転しやすく安全な、子どもの「自転車」と「ヘルメット」の選び方とは?

運転しやすく安全な、子どもの「自転車」と「ヘルメット」の選び方とは?

自転車を購入する際には、洋服のような「大は小を兼ねる」という買い方はできませんよね。でも価格も張るので何を選んだらよいか…。安全でかつ運転しやすい自転車選びのコツと、最近着用が当たり前となっているヘルメット選びについて、...

2016/02/19 17:00掲載

自転車に乗る子供に絶対に教えておきたいこと:事故時の対応マニュアル

自転車に乗る子供に絶対に教えておきたいこと:事故時の対応マニュアル

交通事故に遭うと、大の大人でも動揺して、適切な行動がとれないことがしばしばあります。 事故の当事者が子供ならなおさらです。 もしも自転車に乗っていて交通事故を起こしたら(あるいは巻き込まれたら)、どう行動すれ...

2016/02/19 17:00掲載