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睡眠を摂らないとどうなるのか
人間にとって、睡眠は三大欲求の一つとして大事のものです。身体、とくに脳にとって必要不可欠なものなのです。
ちなみに、11日間寝なかった最長記録のイギリス人は、イライラ感、記憶障害、知覚障害、言語障害などを引き起こし、白昼夢や手の震えなども出てきたそうです。
睡眠中、脳は休むというより活性化しています。睡眠中に脳の血流量が増え、情報を整理して、忘れない長期記憶に変化させています。つまり、日常生活で情報を得たり、学習をした後、睡眠によって学習効果が上がるのです。ですので、たとえば一夜漬けの勉強は試験だけのためのもので、頭にしっかり入っていないということですね。
寝ないでいると脳が疲労してしまい、集中力が欠けたり、視力が低下して、ひどくなるとホルモンのバランスが崩れ、情緒不安定や幻覚症状が出るなどということもあります。
また、食べ物も食べられなくなります。
うつ病患者への「断眠療法」とは
うつ病患者を夜間眠らせない「断眠療法」があります。薬物に効果がない人など適用対象が広く、副作用が少ないことが特徴だと言われています。
一晩中まったく眠らない「全断眠療法」と、一晩の半分だけ断眠する「部分断眠療法」があります。
部分断眠療法は体への負担が少なく、間隔を1~2日とれば繰り返し行うことができます。
夜の早い時刻に就寝して、午前1時~2時頃に起床する「夜間後半部分断眠」と、午前2~3時頃まで起きていて、その後、午前7時頃まで眠る「夜間前半部分断眠」とがあります。
うつ病の症状は、生体リズムに異常がみられることが多いため、その生体リズムを断眠により操作することで元に戻し、うつ病を改善されるというものです。
※断眠療法は一般的には入院し、治療の一環として行うものです。一人で自宅で行うものではありません
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