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「疲れが取れない、やる気が起こらない」
気圧の急激な変化を感じると、人間の身体は自律神経を働かせて外部の変化に対応しようとします。
活発に動いたりせず、慣れるまでは身体も心も使いすぎないようにしなさい、という指令を出すわけです。
血圧や心拍が低下したり、食欲に変化が起こったりします。
その結果、疲労感を感じる、何をするにもやる気が起こらない、といった症状が現れます。特に急激に気圧の変化が起こる梅雨どきは、自律神経の切り替えがなかなか追いつきません。
そのため、これらの症状が過剰に出てしまうことがあるのです。
「風邪でもないのに喉が痛くて身体がだるい」
はっきりしたメカニズムはわかっていませんが、最近の研究で、気圧がさがると体内の「ヒスタミン」と呼ばれる物質が増えることがわかっています。
ヒスタミンはもともと免疫機能をつかさどる物質のひとつですが、増えすぎると身体のあちこちによくない影響が出てきます。
たとえば、鼻水やくしゃみ、喉の痛みなど、アレルギーに近い症状が出てしまったり、関節のあちこちが痛くなったり。
おまけにヒスタミンは血管を拡張させる作用もあるので、いっそう血圧が低くなって身体のだるさを引き起こします。
「風邪でもないのに喉が痛いし、すごくだるい…でも風邪じゃないから休めない!」なんていうときは、ヒスタミンの分泌に身体が過剰に反応しているのかもしれません。
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