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禁断の恋愛は燃え上がる?
結論から述べると不倫など望ましくない恋愛に惹かれる心理では、社会の秩序やルールを壊そうとは思っていないことが多いです。
禁断の恋愛が燃え上がる現象は「ロミオとジュリエット効果」と呼ばれています。
ロミオとジュリエットのお話(ウェストサイドストーリー)では、二人はそれぞれの家族や仲間を大事にしていましたが、同時にその横暴さに不満も抱えていました。つまり、家族への不満を持て余していたのです。
これは、家族を社会に置き換えると、現代社会を生きる私たちにちょっと似ていませんか?
生きている社会のルールやマナーに沿わないものは、有無を言わさず「ダメだ」と制限されている。制限への反発(心理的リアクタンス)は、制限の外に身を置くことを求めます。つまり、禁断の何かを求めてしまうのです。
「期待されている自分」とのギャップがあるほど甘美
これは制限(社会)に縛り上げられた閉塞感への密かな抵抗です。そして禁断の何かが動物的欲求(快楽)と結びつくと甘美な何かにすり替わるのです。
安全欲求と結びつけば「自分だけのお城」を作る方向に、食欲と結びつけば「酒池肉林」の世界に、そして愛欲と結びつけば「禁断の恋」に…。
制限の枠を飛び出した解放感の心地よさは閉塞感が強ければ強いほど、そして飛び出し方が大きいほど甘いものになります。
社内恋愛なら「え、あの人と!」と想定外であればあるほど、不倫やアイドルの 禁断の恋愛 なら「期待されている自分」とのギャップがあればあるほど、その甘さに燃え上がるのです。
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