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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
ドラッグは当初、人をいい気分にさせます。しかし、徐々に心身をむしばみ、やがては苦しみに変わります。
恋愛依存症も同様に、愛することの幸福がいつしか苦痛の元凶に変貌していくところに依存性があります。
物質依存、プロセス依存に対して、恋愛依存症は人間関係依存に分類されています。今回はこの恋愛依存症について、詳しく見ていこうと思います。
恋愛依存症の4つのタイプ
共依存
相手に振り回され、相手をコントロールしなければならないという強迫観念にとらわれている、女性に多いタイプと言われます。
相手から必要とされることを必要とする、私だけが彼を救えると救済者になりたがる、相手を放っておけない、常に自分を後回しにするなど、依存症者に依存することで、結果的には依存を促進しています。
依存という関係に取り込まれて現実を見つめることができなくなっています。
回避依存
共依存者の相手になるタイプで、男性に多いと言われ、恋人との親密な関係を避け、適度な壁が作れないタイプです。
常に相手を支配者したがる独裁者、罪悪感に訴えて相手を利用する搾取者、自分の理想を押し付けるナルシスト、愛が深まるほどに別れたくなる脱走者などが典型です。
ロマンス依存
穏やかで平凡な恋に見向きもせず、空想や波乱万丈にふける、刺激的な愛を求めていくタイプです。
新しくより強烈な刺激・興奮を求めて次から次へ恋を移行していく、気のない相手を振り向かせるゲーム感覚でしか恋愛できない、非現実的・空想的な恋に走るシンデレラ願望などが挙げられます。
セックス依存
性行為や性風俗、性に関するメディアなどセックスにのめりこんでいくタイプです。
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