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想像妊娠になるとどうなる?
想像妊娠は、「偽妊娠」といい、妊娠していないのに妊娠している時と同じ症状がでます。
妊娠初期と同じように生理の遅れ、おりものの増加、少しの出血、つわり、乳房の張り、乳首の黒ずみ、食欲不振、強い眠気などです。
そのまま時が過ぎて出産予定日前後になると、陣痛や出血が起こる場合もあります。
しかし多くの場合は、初期に尿検査やエコー検査で妊娠していないことが判明すると症状が消えます。とはいえ、本人の思いがあまりにも妊娠に対する思いが強く、妊娠判定が陰性だということを信じない場合は、症状が持続してしまいます。
想像妊娠を予防する方法は?
通常、もしかしたら妊娠かもしれない、と思ったときには妊娠検査薬を使用するでしょう。
当たり前ですが、妊娠検査薬は想像妊娠では陽性にはなりません。
これは、妊娠時に出るHCGというホルモンが出ていないからです。検査薬が陰性だと分かった時点で、ほとんどの人は症状が消えます。
検査薬で陰性が出ても症状が続く場合は重症なので、産婦人科を受診する必要があります。
想像妊娠は過剰なストレスを受けていることが原因です。
自分自身が「想像妊娠だった」と自覚して、ストレスを取り除くことが大事でしょう。自分が何に一番ストレスを感じているのかを知る必要があります。心療内科などの専門医やカウンセラーに相談するのもいいでしょう。
想像妊娠は、期待や不安が身体症状として敏感に出る人です。
少しのんびりした気持ちを持つ必要があります。気分転換したり、好きなものを食べたり、少し自分を甘やかすのも、時には必要でしょう。
普段から疲れやストレスをため込まないようにして、ゆったりしたり、リラックスしたりする時間を定期的にもつことで、日々穏やかに過ごすことが大切です。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
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