学習しながら遊べる「知育玩具」 その効果は?

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学習しながら遊べる「知育玩具」 その効果は?

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知育玩具の効果とは

 
子どもの知能を向上させるのが知育玩具だと考えられがちですが、1歳までは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感に影響を与え、感覚を発達させることがまずは大事です。
 
次いで、3歳くらいまでにどれだけ脳によい刺激を与えられるかということが、その後の成長に影響を与えるといわれています。中でも子どもが直接ものに触れ、動かすと音が出るようなものは触覚、視覚、聴覚を刺激します。
 
また積み木やブロックのように目で見て手で触れるだけでなく、形を作ろうと、子どもなりに考えることは脳を刺激します。この段階になると、五感だけでなく、子どもが自分で遊びかたを見つけることも必要です。
 
このように、知育玩具は五感を刺激する色や形、音などに工夫がされていて、感性を磨き、ひらめきや直観力、記憶力を育てます。
 
 

知育玩具を選ぶポイント

 
それでは知育玩具を選ぶ時にはどうすれば良いのか、以下にポイントをまとめました。
 

良いものを厳選する

知育玩具は他の玩具と比較すると値段が高めです。ですから、よいものを厳選して子どもに与えたいものです。
 
 

成長とともに使用玩具は変化する

成長とともに知育玩具も違ってきて当然です。一般的に玩具選びは、玩具に使用する対象年齢が記載されていますので、それを目安にするといいでしょう。
 

子どもの興味に合わせる

子どもが興味を持たなければ意味がありません。子どもが興味を示すかどうか、好みかどうかで選択しましょう。
 
 

親も一緒に遊ぶ

また子どもが一人で遊ぶものでなく、親と一緒に遊べるものを選びましょう。遊んでいるうちにコミュニケーションが深まってきますね。

 
 

知育玩具の種類

 
現在、知育玩具として販売されているものを分類すると、次のようなものが代表的です。
 
・操作することで音声が出る
・形を形成できる
・パズル系のもの
・文字や記号を教える
・テレビゲームを使用する
・映像を使用する

 
 

知育玩具にはそれぞれにターゲットとしている年齢があり、成長過程や育児方針に合わせて適切なものを選ぶことが重要とされています。
 
いくら知育玩具といっても使わなければ意味がありません。
 
自分のお子さんが何に興味を示すかが選択の大事な要素でしょう。
 
 
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
 
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
 

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