自覚がない貧血、「かくれ貧血」をご存じですか?

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自覚がない貧血、「かくれ貧血」をご存じですか?

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女性は「鉄欠乏性貧血」になりやすい

 
厚生労働省の調査によると、平成26年現在、貧血の患者数は14万2千人となっています。
 
そして、女性は男性に比べて月経や妊娠・出産があるため、貧血になりやすいとされています。
 
貧血には大きくわけて「鉄欠乏性貧血」「悪性貧血」「溶結性貧血」「再生不良性貧血」がありますが、貧血と診断される方の多くは「鉄欠乏性貧血」という貧血です。
 
この鉄欠乏性貧血とは、赤血球の生成に欠かせない鉄分が不足してしまうことが原因となっています。
 
鉄欠乏性貧血の場合には、鉄分を補うために食事で鉄分の多く含まれた食品を取ることや、鉄剤を内服することで改善が期待できます。
 
 

かくれ貧血は、「潜在性鉄欠乏性貧血」と呼ばれる

 
貧血と診断されるには、血液データにてヘモグロビンという数値が11g/dl以下の場合に診断されます。
 
しかし、数値上ではヘモグロビンがこの数値を保っていても、貧血時に出る頭痛や動悸、爪の変形などが起こっている場合、「潜在性鉄欠乏性貧血」、すなわちかくれ貧血である可能性があります。
 
この潜在性鉄欠乏性貧血とは、通常の血液検査では検査されることが少ない、さらに細かい検査によってわかります。
 
具体的には、「血清鉄」「血清フェリチン値」などがあげられます。
 
貧血のような症状が続いているにも関わらず、ヘモグロビンの値が正常な場合には、この潜在性鉄欠乏性貧血を疑い、詳しく検査してもらうことをお勧めします。
 
 

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