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対策は住まいの環境を変えること
この患者さんの場合、治療と並行して以下のことを行いました。
- ・除湿機を使う
- ・空気清浄機を使う
- ・洗濯物の部屋干しを止める
- ・料理のときは換気扇を回す
- ・窓をまめに開けて換気する
- ・エアコンのフィルターをクリーニングする
- ・床の絨毯をフローリングに変える
住まいの環境を変えることで快方にむかったそうです。
また、アレルギーは、免疫機能のバランスを崩すことも関係しています。
梅雨時で湿度が高いとき、日中の寒暖差や室内外の温度差の激しいときはアレルギー症状が重症化しやすくなるので、食事や栄養バランスを整えることが大切です。
アレルギーや疲労が長引く場合は点滴療法も
国内外の医療機関でアレルギーの重症化予防と体質改善に使われるのが「マイヤーズカクテル」というビタミンBとビタミンCを中心した点滴です。
この点滴には慢性疲労や喘息に効果があることが、米国で報告されています。
日々の食事に気をつけていてもアレルギーや疲労が長引く場合は、医療機関にぜひ相談してください。
<執筆者プロフィール>
柳澤 厚生(やなぎさわ・あつお)
医師・医学博士。元杏林大学教授、点滴療法研究会会長。国際オーソモレキュラー医学会会長。日本オーソモレキュラー医学会理事長。
日本におけるビタミンC点滴によるガン細胞の抑制研究、統合医療研究の第一人者。
2015年4月からは事業構想大学院大学にて「統合医療」について教鞭をとる。著書多数
(日本オーソモレキュラー医学会HPはこちら⇒ http://isom-japan.org)
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