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低気圧による体調不良とうまくつき合うために
先ほど挙げたような疾患を持っていて、梅雨など、ある一定の条件下で症状が悪化する場合には、そのことを主治医に伝え、対策を相談する必要があります。
ただ、不調が一時的な場合や症状が日常生活に支障をきたすほどひどくない場合には、自律神経のバランスを整えることを意識することで、症状が改善する可能性があります。
自律神経のバランスを整えるためには、食事・睡眠・運動といった基本的な生活習慣を見直すことと、体内時計の乱れを防ぐことが重要です。
朝は身体を活動モードに切り替える
体内時計は自律神経の切り替えと大きく関係しているため、不調を起こす原因となります。
体内時計を整えるために重要なのが、朝の習慣です。晴れている日には、日の光を浴びるようにし、身体を活動モードに切り替えましょう。
また、雨や曇りの日は、カーテンを開けて外気に触れることでも切り替えることができます。
ほかには、朝食を食べること、ウォーキングなど軽い運動をすること、熱めのシャワーを浴びるなどの習慣を朝に取り入れるのも良いでしょう。
夜は身体をリラックスモードに切り替える
日中、いくら活動モードになっていても、夜にしっかり休めていなければ、自律神経のバランスが乱れる原因となります。
とくに、過度なストレスがかかっていると、夜になっても交感神経(活動時に働く自律神経)の働きが活発になったままで、うまくリラックスができなくなります。
そんなときは、意識してリラックスする時間をとることが大切です。
自分の時間を作って趣味に没頭したり、ゆっくりお風呂に浸かるのも良いですね。
このほか、冷房の使い過ぎにも注意が必要です。
暑くてジメジメしていると、ついつい冷房を使いたくなりますが、室内外の温度差が5℃以上になると、自律神経のバランスを崩してしまいます。
ですから、毎日の気温をチェックしながら冷房の温度を設定する癖をつけるようにしましょう。
今から習慣化しておくと、夏バテの予防にもつながりますよ。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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