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暑気払いに食べたい!食べ物・飲み物3選
バランスよく食べたうえで特に夏におすすめの食べ物についてご紹介致します。
モロヘイヤ
モロヘイヤは夏に旬をむかえる葉野菜です。多くのビタミン・ミネラルをバランスよく含んでいます。
特に注目すべきビタミンはビタミンA、ビタミンE、ビタミンCです。
これらのビタミンの働きについて見ていきます。
ビタミンAは、暑さや気温差などがストレスとなって発生しやすい活性酸素の発生を抑える働きがあります。
活性酸素はがんや老化の原因と言われている物質なので、がんの予防やアンチエイジング効果が期待できます。
またビタミンAには免疫力を高める働きがあるので、夏風邪防止も期待できます。
ビタミンEには血行をよくする働きがあります。冷房が効いた室内では冷え性が心配ですが、ビタミンEは血行をよくする為、冷え性改善の効果が期待できます。
またビタミンA同様に活性酸素の発生を抑える働きもあります。
ビタミンCは暑さなどのストレスで必要量が高まる栄養素です。
ビタミンA、ビタミンE、ビタミンCの3つのビタミンを一緒に摂ることで抗酸化作用が高まるとされています。
モロヘイヤはおひたしなどで食べるのが一般的ですが、そうめんなどのつけ汁にいれると手軽に摂取でき、麺類単品よりも栄養価がアップするのでおすすめです。
梅干し
梅干しにはクエン酸という成分が含まれています。
このクエン酸には疲労回復に必要なエネルギーを作り出す働きがあり、暑さで疲れがたまりがちな夏にはとてもおすすめです。
また、梅干しなどの酸っぱいものには食欲を増進させる働きがあります。夏は暑さで食欲が落ちてしまい、必要な栄養が不足すると更に疲れがとれにくくなる負のサイクルになってしまいがちです。
酸っぱいものを見ると、反射的に唾液が分泌されて消化液も分泌され、消化がしっかりと行われることで食欲がわくと言われています。
その為、食欲を出し夏を乗り切る為には梅干しはとてもおすすめです。
梅干しはおにぎりや麺類の具としてよく使われます。マヨネーズに混ぜて野菜に漬けたり、肉や魚にぬって焼いたりすると、お子様も食べやすくおすすめです。
飲むヨーグルト
食欲が低下する夏には栄養価のある飲み物がおすすめです。
飲むヨーグルトには、体を作るたんぱく質やカルシウムが豊富に含まれています。また、夏の暑さや冷房の冷えなどで動きが悪くなりがちな腸の働きをよくする乳酸菌も含まれています。
酸味があるので食欲がない時にもおすすめです。できれば無糖タイプのものを選び、はちみつやメープルシロップで味付けをすると、ビタミンやミネラル類も摂取できおすすめです。
知っているようで知らない暑気払い。暑い夏を乗り切る為に、栄養バランスに気をつけつつ、おすすめの食材を上手に取り入れてみてくださいね。
<筆者プロフィール>
永吉 峰子(ながよし・みねこ)
管理栄養士。大手小売企業にて店長、商品開発を経験後、現在は「健康」「食」に関する執筆を中心に活動中
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