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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
口角は顔の上下の唇が合わさる部位のことを指しています。
「口の両わき」とも呼ばれ、この部分がキュッと上がると、チャーミングで、笑っているように見えたりします。
反対に、年を取るにしたがって、だんだん下がってくる部位でもあります。
今回はこの口角について、詳しくご紹介いたしましょう。
口角にかかわる筋肉
口角を上げたり下げたりするのは、顔面表情筋という、皮膚を動かして表情を作る筋肉群に入る筋肉です。
皮膚に付着している「皮筋(ひきん)」と呼ばれ、これらの筋肉が収縮することで皮膚が引っ張られて、眉や額、口角などが上がったり下がったりします。
中でも、口角を引き上げるのは、「口角挙筋(こうかくきょきん)」、「笑筋(しょうきん)」、「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」、「口輪筋(こうりんきん)」などですし、口角を下げるのは、「口角下制筋(こうかくかせいきん)」や顔面表情筋の仲間「広頸筋(こうけいきん)」などです。
これらの筋肉はどれも、顔面神経に支配されています。
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