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執筆:磯野 梨江(管理栄養士)
医療監修:株式会社とらうべ
「トリプトファン」はアミノ酸の一種です。
トリプトファンが不足すると精神的に不安定な状態や不眠などを招き、やがて自律神経や体内リズムの乱れによるさまざまな症状へと連鎖します。
今回は自律神経に良い食べ物のひとつ、トリプトファンの働きや効果的な摂り方を解説します。
自律神経の乱れ
自律神経は、内臓機能・呼吸・体温調節・免疫など、生命を維持する重要な機能をコントロールしています。
自律神経は交感神経と副交感神経の二つに分けられます。
交感神経はストレスや緊張を感じているときに優位になり、副交感神経はおもに睡眠時や食事中など、心身がリラックスしているときに優位になります。
こうした相反する作用を持つ二つの自律神経ですが、どちらかに働きが偏ってバランスが乱れると、身体にさまざまな不調をもたらします。
自律神経が乱れる原因には、身体的・精神的なストレスや不規則な生活習慣、更年期や生理といったホルモンバランスの影響などが挙げられます。
また、別名“しあわせホルモン”と呼ばれる「セロトニン」が何らかの原因で十分に合成されていない場合も、自律神経のバランスを崩すことがわかってきました。
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