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副流煙「好まない喫煙」による危険度
副流煙に含まれる有害物質による疾病リスクは、煙の影響がまったくない場合と比較すると、肺がん死亡率は1.19倍、狭心症・心筋梗塞などの心臓病死亡率は1.25倍というデータもあります。
とくに、自分は吸わないのに、タバコを常飲する夫と同居している場合、肺がんリスクは1.3倍程度、肺腺がんリスクは2倍以上にもなることが報告されています。
受動喫煙に関する、よくある質問
受動喫煙に関する、よくある質問とその回答を2~3挙げてみました。
■外で吸っていれば大丈夫?
喫煙後4分弱は、吐く息にもタバコの成分が大量に含まれ、その後も微量ながら排出され続けます。たとえば、ベランダでタバコを吸っても、サッシの隙間からタバコの粒子は部屋に入り込みます。ですから、外で吸っているからといって、影響がないわけではありません。
■空気清浄機があれば大丈夫?
空気清浄機は粒子成分の除去はできますが、一酸化炭素など有害物質のガス成分は素通りしてしまい、受動喫煙の影響を防止することはできません。
■妊婦への影響は?
受動喫煙により、低体重児出産や幼児の発達障がい、中耳炎、SIDS(乳幼児突然死症候群)などを招きやすいことが指摘されています。
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