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執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
監修:山本ともよ(管理栄養士)
ここでは 妊娠中のハーブの取り扱い についてご紹介します。
「きれいになりたい」「おしゃれに暮らしたい」と考える女性を中心に、生活の中にハーブを取り入れる人が増えています。リラックス効果や代謝アップを期待できるものなど、多種多様なハーブを使いこなす人は、どちらかというと健康意識の高い人なのではないでしょうか。
妊娠をきっかけに、食べものに気を配ったり、薬の服用に慎重になったり、お腹の赤ちゃんのことを考えて生活するようになる女性は多いと思います。
しかし、ハーブについては、健康的なイメージも手伝って、これまで通り使い続けてしまいがちです。実は、ハーブに関して、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えたり、流産の原因になる可能性が指摘されています。
妊娠中のハーブ :妊婦さんが避けた方がよいハーブ
ハーブに含まれる精油成分は尿生殖器官を刺激し、子宮の収縮を引き起こして流産につながる可能性があります。
刺激性のある精油を含むハーブには「ペニーロイヤル」「カキドウシ」「セイヨウネズ」「パセリ※」「セージ」「エゾヨモギギク」「セイヨウノコギリソウ」などがあります。なかでもペニーロイヤルは肝毒性のある「プレゴン」を含み、堕胎剤としてこれを使用した女性が肝障害を起こした事例が報告されています。
※パセリは食用としても広く摂取されています。食品として摂取する分には問題ありません。加工製品として、薬用量すなわち大量に摂取したり、抽出あるいは濃縮物を摂取したりすることはリスクにつながると考えられます。
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