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妊娠中のハーブ:必要でなければ利用しない方がいい
妊婦さんのサプリメント利用状況の調査によると、日本ではビタミンやミネラルの摂取が中心で現時点ではハーブの利用は決して多くありません。海外の例をみると、北米で26.6%、西欧で27.7%、東欧で51.8%、豪州で43.8%の妊婦さんが何らかのハーブ製品を利用しているとの報告があります。
日本でも今後、妊婦さんのハーブ利用が増える可能性があります。
米国や英国では、妊娠中のハーブ製品の利用について、保健機関から注意喚起情報が出されており、医薬品と同じように「必要でない限り利用しない」ことを推奨しているといいます。
妊娠中のハーブ:ハーブは「薬と同じ」と考えるべき
妊娠中に薬の使用に気を配る妊婦さんは多いと思います。
薬品については妊娠中に安全に利用できるものが限られており、医師や薬剤師が危険と判断すれば使用を中止することができます。
食品に分類されるハーブは厳格な管理の対象にはなっていません。
とくに妊娠中は、薬に対するのと同じくらいの慎重さでハーブを扱う方がよいでしょう。
どうしても利用したいときは、助産師、医師、薬剤師などに相談してください。特に、服用中の医薬品に影響を与える可能性がないかを確認しておきましょう。
<参考>
妊娠中のハーブ製品の自己判断による摂取に注意して下さい(国立健康・栄養研究所)
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail3009.html
監修:山本ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
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