(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
形に合わせて照射する がんの放射線治療「IMRT」(強度変調放射線治療)
最近のテクノロジーを用いて照射野内の放射線の強度を変化(変調)させて照射を行う方法のことを指します。がんの形に凹凸があってもその形に合わせた線量分布を作ることが出来ます。一方、正確な治療を行う為には、照射を行う際のがんの位置のずれや放射線の線量の誤差に対する精度管理が通常の照射法より厳しく要求されます。前立腺がん、頭頸部がん、脳腫瘍などに有用です。
がんが脳に転移すると頭痛、吐き気、けいれん、麻痺を起したり、出血して命に関わることがあります。ほかの臓器に転移があったとしても、優先的に治療を検討すべきです。放射線治療のためにどのような機器を導入しているか、どの分野を得意としているか、については医療機関によって異なります。自分に合った治療が受けられるように、あらかじめ調べておくとよいでしょう。
<参考>
米・カーター元大統領、がんが脳に転移と発表
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6171462
執筆:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
看護師、助産師、タッチケア公認講師。株式会社とらうべ社長。国立大学病院産婦人科勤務を経て、とらうべを設立
監修:坂本 忍(医学博士)
スポンサーリンク