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カンジダ膣炎にかかったら何科にかかればいい?
陰部のかゆみや痛み、おりものの変化がみられた場合には産婦人科、もしくは婦人科を受診しましょう。婦人科は生理不順や不正出血などの女性特有の病気をみる科です。産婦人科は婦人科と産科が合わさったもので、婦人科の病気に加え、妊娠や出産、不妊治療に関することをみる科です。近いうちに妊娠を考えている場合は、婦人科よりも産婦人科を受診すると安心ですね。
「カンジダ膣炎」を自宅で治すにはどうすればいい?
最近では、カンジダ膣炎を治療する薬がドラッグストアなどで販売されています。しかし、これは過去に医師からカンジダ膣炎と診断を受け、再発した場合しか使用することはできません。ほかの病気であるにも関わらず、自己判断でカンジダ膣炎と断定してしまうことが危険だからです。
カンジダ膣炎が再発した場合は、ドラッグストアで販売されている「膣剤」や「塗り薬」を使用します。膣剤は、膣に直接入れる薬で、塗り薬は外陰部に塗布する薬です。製薬会社が販売している膣剤は3000円前後、塗り薬であれば1200円前後で購入できます。薬を使用した場合、かゆみや痛みなどの症状は3~4日でおさまりますが、完治までには10日間ほど必要です。自覚症状がおさまったからといって勝手に治療をやめてしまうと、完治していないままカンジダ膣炎が再発し、慢性化しやすくなります。カンジダ膣炎を放置せず、適切な方法で治すことが再発を防ぐ一番の方法です。
監修:坂本忍(医師)
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