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カンジダ膣炎の薬を使用しても大丈夫?
妊娠中の薬の服用には慎重になることも多いでしょう。カンジダ膣炎にかかって処方された薬の副作用や、赤ちゃんへの影響を不安に思う女性も多いかもしれません。カンジダ膣炎は主に膣錠と塗り薬で治療をします。膣錠はまれに腹部や乳房の痛み、頭痛、倦怠感などの副作用が引き起こされることがあります。
また塗り薬では、発疹や発赤が起こることがありますが、赤ちゃんへの影響は特にありません。治療をしないまま出産をするほうが、赤ちゃんへの影響は大きいので早期の治療を心がけましょう。
カンジダ膣炎が治らないまま出産したらどうなるの?
出産するときにカンジダ膣炎の症状があると、産道を通る際に赤ちゃんがカンジダ菌に感染してしまう恐れがあります。赤ちゃんがカンジダ菌に感染すると、口の中に白いブツブツのカビが発生したり、皮膚炎を発症しておむつかぶれがひどくなったりすることがあります。出産時にまでカンジダ膣炎が続いていた場合は、感染防止の点滴を打ちながら分娩することもありますが、出産するときまでにカンジダ膣炎を治しておいたほうが安心です。
妊娠中のカンジダ膣炎は、過度に心配する必要はありません。とはいえ、適切な治療を行うことが何よりも大切です。放置せずにきちんと病院で治療してもらいましょう。
監修:坂本忍(医師)
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