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症状が続く場合は、専門医の受診を
頭痛の対処には、原因に合ったものを選択する必要がありますが、それを自分で特定することはできません。
頭痛に悩んでいる場合は、まず、頭痛が起こるタイミングや症状を、頭痛ダイアリーとして手帳などに記録してみましょう。
そのうえで病院を受診すると、医師に適切に状況を伝えることができ、治療や対処法が見つかりやすいでしょう。最近は専門医が頭痛外来を設けている病院も増えていますので、一度受診することをおすすめします。
新たな治療法として注目される「磁気治療療」
慢性的な頭痛に対して、病院で最も多く選択されるのは薬物療法です。しかし、薬を飲んで症状をコントロールできる場合はいいのですが、薬を飲んでも頭痛がなかなか改善しなかったり、薬を飲むことに抵抗感がある人もいます。
そのような場合に今期待されている治療法が、磁気治療です。あまり耳慣れないかもしれませんが、「磁気刺激治療(TMS)」とも呼ばれ、アメリカでは日本の厚生労働省にあたる食品医薬品局(FAD)の認可を得ており、うつ病などの新たな治療法として効果をあげています。
偏頭痛の原因はすべてが解明されたわけではありませんが、ひとつには、ストレスなどが引き金となってセロトニンという神経伝達物質が増加して血管を収縮させた後、脳内の血管が急激に拡張して過活動を起こすことで発生すると言われています。
磁気治療では、頭部に磁気をあてることで、この過活動を抑え、頭痛の症状を緩和させることが期待されています。
治療にかかる時間は20分ほどと短いこと。薬と違って副作用が少なく安全性が高いことが魅力です。
まだ保険適用にはなっていませんが、日本でもこの治療法を取り入れる病院が出てきています。つらい頭痛の症状に悩む方は、選択肢のひとつとして医師に相談してみるのもよいでしょう。
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