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執筆:玉井 仁(臨床心理士)
自分の身勝手な価値観や行動で、子供を物理的にも精神的に苦しめてしまう親。
最近ではそうした親を指して「毒親」(毒になる親)と呼びます。
今回ご紹介するのは、「毒親の影響に30代になって気づいた」という女性です。
「世の中は信用できない」という思い
30代も半ばになったみほさん(仮名)は大のお酒好き。飲む機会があるといつも飲み過ぎて、「ああ、またやっちゃった」と思うけれども、止められません。
でも人に迷惑をかけているとしたらそれくらいで、社会人として世の中から弾き出されないように生活できている、という自負はありました。一方で、世の中は決して信用できないものだ、という根強い思いが昔からありました。
お付き合いした男性もいて、一緒に過ごす時間は楽しいと感じる半面、相手が自分のことを本当に好きだとは信じられませんでした。
だから結婚にも踏み切れなかった、とみほさんは言います。
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