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ペットロス症候群の症状
ペットロス症候群になると、当然ですが深い悲しみに襲われます。
そして、泣き続ける、眠れない、食欲がない、食べ過ぎる、疲労感が大きい、息苦しい、胃や身体が痛むといった症状が現れます。
さらにこれが悪化すると、情緒不安定になったり、うつ病や摂食障害(拒食症・過食症など)の精神疾患を引き起こすこともあります。また、精神的な負担が身体症状となって現れることもあり(心身症)、消化器系などの病気に至る人もいます。
「ペットを失うのだから、少なからずこういう不調をきたすのでは?」こんな疑問を持つ方もいることでしょう。
確かに愛するペットを失ったのですから、このような不調をきたすことは不思議ではありません。
しかし、このような症状が1か月以上続くようであれば、生活に支障をきたすことも考えられます。一度かかりつけ医や心療内科・精神科などに相談してみましょう。
ペットロス症候群から抜け出す4つの回復プロセス
ペットロス症候群から立ち直るまでには、次の4つのステップを経験するといわれています。
ステップ1:ショックのあまり、事実を認められない
ペットを失ったことを受け入れられない「否認」という経験です。ペットロスを事実のものと受け入れられるようになることで、次の段階に進むことができます。
ステップ2:絶望と悲しみの日々
ペットを失った現実を受け入れると、今度は絶望と悲しみの日々が続きます。
このステップを抜け出すためには、自分の素直な気持ちを周りに表現することが必要です。
悲しみを表現する方法にはいろいろありますが、最近ではペット葬が気持ちを表現できる場として注目されているようです。
ステップ3:少しずつ回復していく
ペットがいない環境に徐々に慣れていくことで、少しずつ回復していくステップです。
回復することで、現在の状況や将来にも目を向けられるようになっていきます。
ステップ4:もとの生活へと戻る
ペットを失ったことを思い出として整理できるようになります。
これらのステップは、必ずしも「 1 → 2 → 3 → 4 」というように、一方向に進むわけではありません。実際には、行ったり来たりしながら、時にはスキップしたり同じステップを繰り返したりしながら回復していきます。
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