(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
リンパ節に転移していると「ステージⅡ以上」が確定
乳がんは発見時の状態により、ステージ0からステージⅣまでに分類されます。
ステージが上がるごとに乳がんの完治率は低下してしまうのですが、リンパ節に転移が見つかった場合、ステージⅡ以上が確定します。
ステージによる乳がんの分類には諸説あるのですが、おおよそステージⅡまでが「早期がん」、Ⅲ以降は「進行がん」と表現します。
よって「リンパ節に転移がみつかった=進行がんである」とは言い切れません。
状態によって、治療方法は様々
乳がんと診断された場合、まず検討されるのが「手術によって乳がんを取り除けるかどうか」ということです。
これまでは「乳がんの治療=全摘出」が一般的でした。しかし医療技術が進んだ現在では、乳房を温存して乳がんのみ取り除く、というケースも増えてきました。
一方で、乳がん細胞は微細で転移しやすいため、手術をして乳がんを取り除いた後も薬物療法や放射線療法を行い、ガン細胞を完全になくすための治療が行われます。
また状態によっては手術の前に薬物療法を行い、ある程度乳がん細胞を小さくしてから手術をする、手術はせずに薬物療法だけで経過を見るといったケースもあります。
このように、乳がんはそのときの状態によって様々な治療方法があります。
スポンサーリンク