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アルコール依存の症状とは
アルコール依存症の典型的な症状は連続飲酒です。
連続飲酒とは、常に一定のアルコール濃度を体内に留めておくために数時間の間隔で飲酒し続ける状態のことです。
そのため社会生活が困難となり周囲の信用も失ってしまいます。
飲酒が様々な問題を引き起こすことは明らかなのに、アルコール依存症になるとそれらの問題に関していつも自分の都合のよいように考えて反省しないのも特徴的です。
依存症であることを認めなかったり、薄々気づいていても周囲に助けを求めようとしなくなったりします。
そのまま症状が進めば、手の震えや発汗、睡眠障害、イライラなど身体的にも精神的にも離脱症状が現われ、ひどくなると痙攣(けいれん)発作や幻覚、幻聴なども引き起こすことになります。
アルコール依存症の有効な治療法は?
アルコール依存症は、少しでもアルコールが体内に入るとそれがスイッチとなってコントロールがきかなくなるため、一生涯一滴も飲まないようにすることが治療の目標となります。
まずは離脱症状の改善し、解毒してから断酒に向けて本格的なリハビリ治療に入ります。
リハビリ治療には、心理療法に加えて必要に応じて薬物療法がとられ、2度とアルコールを体内に入れないようにモチベーションを高めていきます。
それと同時に自助グループへ参加することも断酒の継続に非常に有効な方法です。
【参考】
厚生労働省・e-ヘルスネット『飲酒のガイドライン』(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-003.html)、『アルコールと依存』(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol-summaries/a-05)
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