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顔がむくむ原因とは
性別(女性に多い)
女性は、男性よりも皮下脂肪が多いため、むくみやすい体質です。また月経周期によりホルモンバランスが変化しますが、月経前はリンパの流れが滞ってしまい、むくみが発生します。
これに関係しているのが女性ホルモンのひとつである「プロゲステロン」です。
プロゲステロンは、妊娠に影響していて、月経前になると分泌量が増加します。プロゲステロンには、体内に水分をため込もうとする働きがあるので、とくに月経前にはむくみが起きやすくなるのです。
飲酒
お酒を飲むとトイレが近くなりますが、それはアルコールが「抗利尿ホルモン」の働きを抑えてしまうため。それで尿が多くでるのですが、身体は脱水状態になるので喉が渇き水分を要求します。
そのため水分を必要以上にとってしまい、むくみます。
またアルコールを摂ると血管が膨張し、血管壁から水分でていきます。すると、血管内の水分量が不足して脱水状態になってまた水を飲む、といういわば悪循環が起こります。
その結果、むくみが出るのです。
塩分
塩分を過剰摂取すると、身体が水分を欲するため、たくさん飲水することになります。
その結果、身体の中に水分をため込むことになります。
運動不足
先ほどお話ししたように、朝、顔がむくんでしまっても日常生活を送る中で、次第にむくみは治っていきます。ところが、1日中運動をしなかったり、あまり動かなければ、顔のむくみは引かなくなります。
またデスクワークで長時間座ったままの姿勢が続くことで、首や肩の凝りが出てくることもむくみの原因になります。
首や肩の血液の循環が悪くなると頭に行く血液循環も滞り、結果的に顔がむくみやすいのです。
体脂肪や筋肉量
体脂肪が多く、太っていると身体自体が大きくなり血液循環が悪くなります。
筋肉量が多くて身体が大きくなっているのならば、筋肉がポンプの役割をしていて血液もきちんと循環することができます。
しかし体脂肪が多い場合は、むくみやすくなります。
顔のむくみが症状の病気
単なる顔のむくみだと思っていたら、病気の症状だったということもあります。
むくみを症状とする病気には、以下のものがあります。
ネフローゼ症候群
発症すると、腎臓の機能が正常に働かなくなります。
すると、タンパク質をろ過できず、尿中に出てしまうため、体内のタンパク質が減ってしまうことになります。その結果、むくみがでてきます。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの分泌低下により、むくみがでます。女性に多い病気です。
急性糸球体腎炎
感染症が原因で、腎臓の糸球体に炎症を起こし、水分や塩分が過剰に身体に蓄積されることになります。
血圧が高くなり、むくみやすくなります。
心臓疾患(心筋梗塞、狭心症、僧帽弁狭窄症、肺動脈弁閉鎖不全症、心筋症など)
心臓の機能が低下することで、全身の血液の流れが悪くなります。
すると腎臓の働きも悪くなり、尿を作りにくくなって身体に水分がたまった結果、むくみます。
肝臓疾患
脂肪肝やアルコール肝炎、肝硬変でも顔にむくみがでます。
肺気腫
喫煙者は、要注意です。
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