(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
インフルエンザに対するワクチンは予想が外れることも
秋口から冬の始まりまで、医療機関で広く行われるインフルエンザワクチン。実はワクチンを打ったとしても、100%インフルエンザを予防できるわけではありません。
インフルエンザには「型」が数種類存在しています。その「型」の中でも、「今年は得にこれが流行しそうだ」と予測し、その型に適したワクチンが毎年摂取されています。
ですので、摂取した型以外のウイルスが流行していれば、インフルエンザにかかってしまう可能性が高くなってしまうのです。
ワクチン接種が奨励される理由
国や医療機関がワクチン接種を勧める理由に、「インフルエンザの発症を抑える」の他に、「重症化をしにくくなる」というのがあげられます。
インフルエンザは、ウイルスが脳にまで炎症を起こすことで発症する「インフルエンザ脳症」など、特に乳幼児や高齢者がかかると重篤化する危険のある病気です。
ワクチンを摂取することで、仮にインフルエンザを発症しても脳症などの重症化はしにくくなるため、乳幼児や高齢者は、摂取が奨励されています。
いかがでしたでしょうか。
しっかりした対策には、「そのもの」をよく知ることが大切。インフルエンザ対策をきちんと行い、夏から秋、秋から冬へ移り行く季節を楽しみたいですね。
<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中
スポンサーリンク