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今も昔も「床上げは3週間目」が重要なワケ
昔から、出産後から3週間ほどは布団を引きっぱなしにして、赤ちゃんのお世話とママ自身の身の回りのことだけをし、あとはすぐ横になってカラダを休め、養生するようにといわれてきました。
そして3週目くらいから「床上げ(とこあげ)」して、少しずつ家事をおこなうことで、妊娠前の生活に戻していくのがカラダに良いという風習です。
これは医学的な面からいえば、産後のカラダにはさまざまな変化が起きており、無理をせず、休息をとることが、スムーズな回復へのカギであることと一致します。
加えて、のちのトラブルを予防することにもつながるのです。
ママは自分自身のカラダをいたわること
産後のカラダは子宮や出産時のキズだけでなく、全身さまざまなところに影響が及んでいるものなのです。
ですから、とくに産後早期にどれだけ回復がスムーズにいくかは、この先もずっとあなたを支えるカラダの健康にかかわってくるのです。
のちになにかトラブルが起こらないよう自分のカラダをしっかり休め、その後の不調を予防することも赤ちゃんのお世話同様、ママの大きな役割です。
そのためにはひとりでがんばり過ぎず、家族はもちろん周りに頼ることは大切なことです。また周りの人も積極的なフォローを心がけて欲しいものです。
<執筆者プロフィール>
青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー
株式会社 とらうべ 社員。病院や地域の保健センターなど、さまざまな機関での勤務経験があるベテラン助産師。
現在は、育児やカラダの悩みを抱える女性たちの相談に応じている。プライベートでは一児の母。
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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