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ギャンブル依存症者の特徴
アメリカでの調査では、生涯のある時期にギャンブル問題で悩んだ人は、成人人口の1.6%に上るそうです。
男性はスポーツくじ、ダイス、ブラックジャックなど戦略が必要なものを好み、女性はスロットマシン、ビンゴなど、偶然の要素が多いものを好むとのこと。
性格的には恥と罪の感覚が強く、家族との親密な関係や信頼がなく、人間関係が苦手な人がハマりやすいとの見解もあります。
またアルコール依存症、喫煙、気分障害、不安障害など、心に健康問題のある人がギャンブルにのめりこみやすいとの指摘もあります。
ギャンブル依存症 が多い日本;パチンコの影響?
各国のギャンブル依存症(病的賭博)有病率を比較してみました。
・アメリカ 1.4%
・イギリス 0.8%
・スペイン 1.7%
・オーストラリア 2.1%
・マカオ 1.8%
・日本 5.6%
日本がダントツの感があります。
これは、手軽なパチンコがあることによるのでしょう。習慣化が容易なだけに、依存傾向の人まで含めると1000万人いるとの見解もあります。
ごく平凡なサラリーマンや主婦がハマっていくことから、本人がギャンブル依存を認めず、家族が苦労している事例も多いようです。
本人だけでなく家族へのケア、あるいは家族もいっしょに問題解決に取り組むことの重要性も指摘されています。
<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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