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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
タバコをやめれば、肺の病気になるリスクが下がることが分かっています。
それでは、禁煙すると肺はもとに戻るのでしょうか?
タバコが肺に与える悪影響や、それによって発症する病気についてお話します。
タバコを吸う人の肺は穴だらけなの?
肺は、おもに血液中の二酸化炭素と酸素を入れ替えるガス交換を担うとても大切な場所で、「肺胞(はいほう)」と呼ばれる小さな袋がブドウの房のように集まってできています。
タバコの煙に含まれる有害物質はこの肺胞にダメージを与えます。
じわじわと肺胞構造が壊され続けると、肺に空洞が増え、きめの粗くなったスポンジのように穴だらけになっていきます。
その結果、肺胞で十分な換気が出来なくなり、やがて慢性的に酸素が不足した状態に陥ります。
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