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「皮膚の毛を剃る」という処理とは?
わたしたちの毛は、それぞれ生える場所で身体を守る役割があります。
部位にもよりますが、衝撃に対する保護や、皮膚の保護、保温や断熱、紫外線防止など、毛は本来身体にとって必要であるといえます。
とはいえ、見た目の問題から、体毛を処理したいと思う方は多いでしょう。
なかでも、あまりお金のかからない手軽な方法として人気なのが、カミソリなどによる除毛です。
それでは、カミソリで毛を剃った皮膚はどのような状態になるのでしょうか?
皮膚の毛には、表面よりも深いところに「毛球」という毛の基部となる組織があります。
そのため、カミソリなどで皮膚表面に沿って除毛すると、毛球が残され毛は途中からカットされることになります。
そうなると、毛は切り口(=根元の太い部分)が最上部となり、さらに育っていくので、とくに上から見ると濃くなったように感じる、と考えられています。
実際に毛自体が濃くなるわけではないのです。
カミソリと毛抜き…どちらの処理がよい?
前述のとおり、カミソリなどで毛を剃っても毛が濃くなることはありません。
とはいえ、カミソリなどによる除毛は、頻繁に処理が必要であるため、毛抜きやワックス剤などを用いて、自分で脱毛をする方も多いのでしょう。
しかし、皮膚科医の慶田朋子医師によれば、これらの方法には出血や炎症、黒ずみのリスクがあるそうで、肌へのダメージを防ぐためには「カミソリで剃る」ことをすすめています。
ただし、カミソリによる除毛も、できるだけ皮膚の角質にダメージを与えないように、正しい方法で処理することが必要です。
次項では、カミソリで除毛する際の注意点をご紹介します。
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