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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
日々の晩酌がなによりの楽しみ、というアナタ。
ダイエットと飲酒の関係…ちょっと気になりますよね。
「お酒はエンプティカロリー」といわれることから、「体内に蓄積されない(=カロリーがない)」という認識もあるようです。
これって本当でしょうか。
お酒を飲む機会が増えるこの時季、お酒をからめたカロリーバランスの調節について、チェックしてみましょう。
アルコールは意外と高カロリー!
ヒトの体内で利用されるエネルギーには、次の4つがあります。
電気エネルギー:神経の刺激伝達
機械エネルギー:筋収縮や体内での物質移動
化学エネルギー:体内での物質合成
熱エネルギー:体温の維持
このエネルギーの単位を、栄養学ではkcal(キロカロリー:国際的にはジュール)で表示しています。
1カロリーは「1気圧下で純水1gを14.5℃から15.5℃に上昇させるのに必要な熱量」と定義されています。
栄養素の熱量は生理的な特性を考慮して、それぞれ1gあたり糖質4kcal、たんぱく質4kcal、脂質9kcal、そして、アルコールは7kcalに換算されます。
そう、アルコールは脂質に次いで高カロリーなのです。
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