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トゲを抜かないとどうなるか
刺さったトゲを放っておくと、血液の流れにのって心臓に達してしまう…という話を聞いたことはありませんか。
これはまったく根拠のない話ですが、そのままにしておいてはダメ!という戒めが込められていたのかもしれません。
昔は、このような傷から破傷風菌などの雑菌が入り、命取りになる可能性もあったからです。
本来、皮膚は外側に向かって再生しますから、時間はかかりますがトゲもいずれ外に排出されます。
痛みがなければ放置していても問題はありません。
ただし、痛みが取れず不快感があったり、化膿したりするかもしれませんので、基本的には抜くことをお勧めします。
お子さんにトゲが刺さったときに注意すること
小さな子どもの場合、外で遊んでいてトゲが刺さっても気がつかないケースがよくあります。
遊びに夢中で痛みを感じていない状況も考えられます。
帰宅後、たとえばお風呂にゆっくり入るなどすれば、浅いトゲだと押し出してくれますし、感染予防にもなります。
トゲが刺さったことを察知して、上記でお話したトゲ抜きをする場合、子どもが寝入ったタイミングがよいでしょう。
ただし、無理は禁物で、取れなかったり痛みが出てきたりしたら、小児科の受診をおすすめします。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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